久喜市の日帰り温泉施設・百観音温泉でゆったりしてきました。
久喜市内にいくつかある温泉施設の中で、今回は自噴75℃・毎分1000リットルの源泉かけ流し温泉・百観音温泉で、温泉だけでなく本館そばの観音堂や館内のお食事処などリラクゼーション施設にてゆったりすごしてきました。

アクセス

久喜 百観音温泉 外観
久喜市東鷲宮駅から徒歩3分と駅からほど近くにあり、西口のロータリーから大通りを国道三号線に向かって進むと「百観音温泉」の大きな看板が見えてきます。看板から曲がって少し進むと広い駐車場の先に見えてくるのが百観音温泉です。
百観音温泉は1999年に仮露天風呂から営業を開始し、2002年に本館が完成して本格的にオープン。2014年にはお風呂だけでなく、お食事処や貸し切り風呂の一部をリニューアルオープンしています。
久喜市の地元住民の方が普段からよく利用している「百観音温泉」ですが、お盆休みのこの日は駐車場内には県外ナンバーの車も多く、久喜市だけでなく市外にも広く有名な温泉なのがわかります。

観音堂


建物に入る前に、百観音温泉の名前の由来となった観音堂へ。
観音堂は、百観音温泉を運営している方のご先祖様が、
多くの方のご協力により全国百か所の観音霊験の観音様を模刻招来し、
観音堂を創建したそうです。
観音堂はお参りもでき、奥には観音様がいらっしゃり、
境内にはお賽銭箱やおみくじもあります。
観音堂の前では久喜の地元でとれた野菜などを販売していることも!
入館する前にぜひ一度のぞいてみて下さい。

温泉

久喜 百観音温泉 温泉の様子
入館にはシューズボックスと、脱衣所のロッカーに100円玉が必要なので(返却されます)前もって用意しておくといいかもしれません。
温泉は「阿弥陀の湯」と「菩薩の湯」の二つに分かれ、一定周期で男湯・女湯が変わります。
内湯には熱めの湯・ジェット湯・サウナ・水風呂。外湯には炭酸泉、寝湯、寝転び湯、石(岩)湯、そして源泉かけ流しの露天風呂と充実しています。
とくにこの露天風呂が自噴57℃からの源泉かけ流しとなっていて、毎分1,000リットルが湧き出ています。この日のお湯の温度が46.4℃!かなり熱い!!
不思議なのが、この露天風呂の前にはチャレンジャー席のようにイスが並べられているんです。何度か挑戦しましたが、つねに源泉がかけ流されているので温度が下がることがなく、熱いままなんです。せいぜい2分くらいしか入っていられませんでした。しかし、なかには5分以上も入っている猛者も!!
みんな温泉からあがったら真っ赤になっていますが、それを椅子に座って冷ましているとまた気持ちよくなって入りたくなるんです。
こちらの温泉は日本温泉協会、日本天然温泉審査機構より、6項目(源泉、泉質、引湯給排湯方式、加水、新湯注入率)において最高グレードの5つ星を獲得しているそうで、これは全国にも十数か所しかないそうです。日帰り温泉としては数件しかなく、源泉を加水することなく使用できるのは毎分1000リットルの豊富な湯量のおかげなんですね。

お食事処

施設のなかには「松竹亭」というお食事処も。
この「松竹亭」は定食から丼もの、うどん・そば・ラーメンといった麺類など定番のものから、揚げ物やおつまみ、もちろんお酒類も充実していて、久喜の地元の人たちが家族でお風呂上りに食事をしたり、久喜市のお年寄りたちがちょっとした宴会で盛り上がっていたりします。
ただ、それだけじゃなく季節のメニューやご当地メニューもいろいろとあるんです。
久喜 百観音温泉 かき氷
たとえば、夏といったらかき氷!そんなかき氷も温泉とはおもえないほどのフルーツや紅茶の味なんてものがあり、女子力の高めのラインナップとなっています。

今回はご当地メニューの中から「徳島ラーメン」をいただきました。
はじめて食べましたが、味噌ベースのスープに生姜がきいていて、豚の甘さとよく合います。
すこし食べたところで、生卵をくずして麺と絡ませて食べるとまた違う味わいで、ついつい長風呂になってしまい空いたお腹に染みていきます。
こんな具合に久喜市にいながら温泉からあがってご当地の料理を食べられる、これもまた魅力ですね。
「松竹亭」は季節のメニューのサイクルが早く、行くたびに新しいメニューを見かけます。
お盆を過ぎてからは「鳥白湯ラーメン」の提供をはじめていました。
百観音温泉のホームページから《お知らせ》を見ると新メニューがわかります。 お出かけ前にリサーチしておくと、温泉でひとっ風呂浴びながら「何を食べようか~」と楽しみが増えていいと思います。

その他

館内の2階には湯疲れした体をやすませられるお休み処があり、休憩スペースではリクライニングのイスでTVを見ながらゆっくりするのもよし。横になれる畳スペースでマットにてごろ寝をすることもできます。
5室ある貸し切り風呂ではお風呂だけでなく、併設されている和室にて「松竹亭」の食事をとることもでき、ご家族だけでゆったりとした時間を過ごすことができます。お盆のこの日は全室が利用者でうまっていて、ご家族とお盆のいい思い出をつくっていたのではないでしょうか。
*予約制で、事前に電話にて予約することができます。特に土日祝日は混み合うため、事前の予約がオススメです。
久喜 百観音温泉 貸し切り温泉

基本情報

久喜の自噴温泉 百観音温泉
百観音温泉
住所 〒340-0206 埼玉県久喜市西大輪2−19−1
電話番号 0480-59-4126 FAX:0480-57-1770
営業時間
平日   8:00~23:00
土日祝日 6:30~23:00
休館日  毎月 第3火曜日(祝日の場合は翌日)
入館料
大人(平日)  800円(税込み)
大人(土日祝日)850円(税込み)
お子様     400円(税込み)3才~12才まで
貸切風呂(ご利用は2名様以上)*土日祝日は原則3名様以上
1部屋3,300円(税込み)/3時間*別途入館料が必要です
お得な回数券(大人のみ) 7,500円(税込み)/10回分(有効期限1年間)
駐車場:210台(無料)
物販品
レンタルセット 300円(税込み)バスタオルとフェイスタオル
販売タオル(小)150円(税込み)
館内着     300円(税込み)
食堂営業時間
平日   11:00~21:30(オーダーストップ21:00)
土日祝日 10:30~22:30(オーダーストップ22:00)
整体(ほぐし処)営業時間
平日   10:00~23:00
土日祝日  9:00~23:00
アカスリ営業時間
平日   10:00~22:00
土日祝日  9:00~22:00
泉    質:ナトリウム塩化物強塩温泉
湧出形態:堀削自噴泉
泉温出量:57度 1,000リットル/毎分
P    H:7.90(弱アルカリ性)
成分統計:18,510mg/1リットル
適用症
美肌効果、皮膚湿疹、アレルギー、疲労回復、切り傷、やけど、ぜん息、花粉症、水虫、慢性皮膚炎、筋肉痛、神経痛、関節痛、肩こり、腰痛、打ち身、疲労回復、冷え性、慢性消化器病

まとめ

埼玉県に温泉施設はたくさんあるのですが、久喜市内でこれだけの質の良い温泉と、おいしい料理の食事処、リラックスできるスペースが充実してしるとは発見でした。温泉でゆったりするだけでなく、たくさんのメニューがある食事処や家族で団らんできる貸し切り風呂など、地元の久喜市民に愛されるリラクゼーション施設でした。