埼玉県久喜市および加須市の小中学校について2021年8月発行の農時新聞 40号で掲載されました。
記事の中身を下記にて転載いたします。
農時新聞 2021年8月8日付記事より 

加須市 補正予算2億6000万円計上 公立小中学校の設置率一気に75%へ

小中学校のトイレの便器洋式化がコロナ禍で加速することになった。

加須市は6月開催の市議会に補正予算として約2億6000万円を計上、承認されたことで、現在の便器洋式化率45.7%を一気に74.9%に上昇させることにした。

同市では10年前から校舎全体の大規模改造工事に併せて洋式化も実施してきたが、コロナ禍で国から感染予防対策として洋式化が推奨された点や和式トイレに戸惑う子がいることなどを考慮して、便器の洋式化を加速することにしたもの。

整備方針は「原則トイレ1か所に和式便器1基を残し、他は全て便器を洋式化する」、「洋式化は校舎内のトイレを先行整備し、体育館や屋外トイレは来年度以降に予算計上する」― ― ― が基本。補正予算として校舎内372基分の洋式便器取付工事費用2億2915万2000円など2億5664万9000円を計上、小中学校計30校中の20校前後で2年間かけて便器洋式化を実施する。石井幸子・教育部総務課長は「いつから、どの学校を対象にするかはまだ決めていない。年内までには決めたい」と語る。

市によると小中学校30校1314基の便器の内訳は洋式便器600基、和式便器714基。この現状を補正予算を使って洋式便器を75%984基にすることにした。

久喜市も補正予算組む 小中9校の改善に力

一方、久喜市も10年前から校舎の大規模改修に併せて便器を洋式に切り替えているが、今年度はこの計画以外に6月議会に補正予算として3755万円を計上、2本立てで取り組むことにした。

3755万円を活用して便器洋式化率50%未満の小中学校の率改善に乗り出す。工事対象は小学校が久喜北、菖蒲、栢間(かやま)、栗橋西、鷲宮の5校で22基、中学校が久喜、久喜東、栗橋西、鷲宮西の4校で計24基。年内着手の予定。市教育委員会によるとこの工事とは別に毎年大規模工事に併せて実施しているトイレ改修も行うとしている。対象校は小学校が江面小8基、中学校が菖蒲中46基。

市の榊原俊彦・教育部教育総務課長はこれら2本立て洋式化工事で久喜市の小中学校33校1742基の便器に対する洋式化率は現状46%が51%(884基)になるとしている。

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