埼玉県内初の試み「不動産クラウドファンディング 彩 SAI」に関する記事が、2023年8月発行の農時新聞48号で掲載されました。下記にて転載いたします。
農事新聞 2023年8月16日号記事より
写真提供:農時新聞

新投資商品 不動産クラウドファンディング「彩 SAI(456口)4560万円が完売

投資しながら、埼玉のまちづくりにも貢献できるという新しい形の資産形成商品「不動産クラウドファンディングサイト彩 SAI」を開発した久喜市内の不動産会社・フジハウジングは、6月1日から7月21日まで第1号ファンドとして市内の1つのビル物件を対象に456口(4560万円)の運用資金を募集したが、期限内に完売した。超低金利、物価高にあえぐ中、少しでも資金を増やしたいという市民のささやかな願望が完売につながったのかもしれない。

埼玉県内で初の試み

同社ではこのクラウドファンディング事業を展開するため、小規模不動産特定共同事業者として金融庁長官、国交大臣に登録、及び電子取引業務を取得した。この登録・取得は埼玉県内の企業では初めてのこと。

同ファンドの目的は社会的課題と言われる「空き家」「空きビル」の解消。

さらに一歩踏み込んでその特徴を言えば資産目減り対策。

円安、物価高、30年間も賃金の上昇がないなど、現下の厳しい経済状況の中、少しでもお金を増やしたいという市民の願いに、まちづくりに貢献という形で実現しようというもの。

第1号ファンドの対象物件は市役所通りに面する同社所有ビルでテナント6戸は満室状態。優先出資者予定分配率は4%(上限設定)。1口10万円で456口を6月1日から7月21日まで募った。

1年ごとの解約が可能な定期預金のような金融商品。運用期間は契約満了日の定めはないが、文書で5年後を予定終了日と記載した。

仮に100万円を預けたとすると、5年だと銀行定期預金なら0.002%なのでわずか100円だが、同社ファンドなら20万円(税引き前)だ。

同社の担当者は「投資信託は元本が日々変動するが、この商品は元本の日々変動がない。買ったときの評価と売った時の評価だけ。評価損の出る投資信託に比べると日々の値動きを気にする必要はない」とメリットを話す。

2回目も募集 左記QR検索(原文ママ)

同社では今回のファンド完売で2回目の募集を年内に予定。「関心のある方は左記に掲載するQRコードで無料登録を行って2回目の募集に備えてほしい」と話している。

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